●人事評価制度をリスク管理の切り札として捉える
人事評価制度では、会社の課題・人材の課題(先々で発生する可能性のある課題
も含めて)を整理し、それを評価項目として定め、その課題の解決につながる
仕事ぶりを評価基準として整理します。
要するに、先々で発生するであろう課題・問題の解決方向性や方法を評価項目や
評価基準にリンクさせます。
ですから、人事評価制度はリスク管理の手段としての機能があるのです。
リスク管理で大切なことは、日々の問題意識の積み重ねです。
この問題意識はまさに各人の仕事ぶりの中から醸成していく必要があります。
そしてその仕事ぶりを表したものが評価項目であり評価基準なのです。
例えば、
・自分の仕事ぶりを評価項目「部下指導力」といった観点から振り返ると、
現状のレベルは5段階評価の3点である。この現状に甘んじて、何もしな
いとどうなるか(自分・部下・組織にとって発生するデメリットは何か)。
あるいは、
・A部門では、評価項目「手戻り業務比率(ミス・クレーム等によるやり直
し業務の比率)」が他部門と比較してかなり高い。これは何故か、このま
ま何も手を打たないと先々でどのような問題が発生するか、部門の売上目
標にどのような影響を及ぼすか・・・など
このように、自分・部下・部門などの仕事ぶりの実態と評価項目・評価基準を比較
して、そこから課題・問題点を見出し、先手先手で改善していくことが大切です。
評価するための評価シートといった意識で捉えてしまうと、ただの管理資料と同じ
になってしまいます。
そうではなくて、自社の課題や問題の解決のヒントが凝縮している宝物(改善の
宝庫)といった意識が大切なのです。
人事評価制度をリスク管理の有効な手法・手段として、全社員が活用できるのです。
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ビジネスコラム提供者情報
- コンサルタント:人事・組織
- サントウ経営事務所
- 千葉県柏市亀甲台町1−19−9
【代表者プロフィール】 ◆山藤茂。経営コンサルタント。中小企業診断士。 ◆「人事制度と儲かる仕組み」実践会・「タイムマネジメント」研究会を主宰。 ◆?日立製作所(人事勤労部門)に14年在籍しH3年に独立。 ◆近年は、「人材育成と儲か …
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